介護福祉士実務者研修のシラバス

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4.介護の基本 I

科目名 時間数 授業の方法
介護の基本 I 10時間 テキストの読解と添削問題
【授業の目的・ねらい】 介護福祉の基本となる理念や、地域を基盤とした生活の継続性を支援するためのしくみを理解し、介護福祉の専門職としての能力と態度を養う学習とする。
【授業全体の内容の概要】 ①介護福祉士の役割と機能
介護福祉士資格制度、資格取得の方法、介護サービス従事者の養成システム全般の見直し等について学習する。
②尊厳の保持、自立に向けた介護の考え方と展開
尊厳を支えるケア、ICFの概念・歴史やケアプランなどとの関連性、リハビリテーションの理念・リハビリテーション医療の過程、リハビリテーションチーム職種との連携、また介護予防とリハビリテーションについて学習する。
③介護福祉士の倫理
介護福祉士として必要な倫理と尊厳の理解、守秘義務や個人情報保護、介護サービス契約、サービス実施時の留意点、身体拘束の概念や禁止への取り組み、虐待の防止について学習する。
【授業修了時の達成課題】 「介護福祉制度」・「尊厳の保持、自立に向けた介護の考え方と展開」・「介護福祉士の倫理」を理解し、福祉従事者として、習得した知識を業務に生かすことが出来る。
【到達目標】  ①介護福祉士制度の法的な定義や義務を踏まえ、介護予防や看取り、災害時等における介護福祉士の役割を理解している。
②個別ケア、ICF(国際生活機能分類)、リハビリテーション等の考え方を踏まえ、尊厳の保持、自立に向けた介護を展開するプロセス等を理解している。
③介護福祉士の職業倫理、身体的拘束禁止・虐待防止に関する法制度等を理解し、倫理を遵守している。
【使用テキスト】 日本医療企画株式会社  実務者研修テキスト 第2巻
中央法規出版株式会社  実務者研修テキスト 第2巻
【評価の方法及び基準】 ・添削問題 60点以上で合格とし、この科目の修了を認定する
※60点未満の者は再度、試験・評価を行う